製造元の不具合が原因のトラブル

クリーニングのトラブルというと、クリーニング店やクリーニング業者が原因、と考えてしまいますが、実はそれだけではありません。その他の原因も考えられるでしょう。その一つが、製造元の不具合が原因のトラブルです。どんなトラブルが考えられるのかご紹介します。

 

クリーニングで色が落ちてしまった

製造元の不具合としてよくあるのが、色落ちや色にじみの問題です。本来なら、衣類は洗っただけで色が落ちるものではありません。デニム素材のものや極端に色が濃いものは別なのですが、製造元がしっかりと色を染めて、洗った際に色落ちをすることがないような状態で販売するのが普通です。もしも色落ちをするとしても、ドライで洗って色落ちする衣類は、洗えない衣類として表示し販売しなくてはいけません。
しかし、中には色落ちや色にじみの問題があるまま、洗える衣類として販売され、その衣類をクリーニングした際に色落ちや色にじみが発生することもあります。
クリーニング店やクリーニング業者としては、頭を悩ませる問題です。クリーニングの際は他の依頼があった衣類も一緒に洗うことになりますから、その他の衣類に色移りしてしまった場合、そちらの賠償もしなくてはいけない、ということです。製造元の不具合であるにもかかわらず、クリーニング店やクリーニング業者が責任を負う、ということになりやすい例です。

 

素材の質が変化してしまった

洗っただけで素材の質が変化してしまう、というのもクリーニング店やクリーニング業者が悪いのではなく、製造元の不具合です。特に多いのは、洗っただけで素材が伸びてしまう、素材が硬くなってしまう、といったトラブルです。
素材の状態が変わってしまうような衣類は、本来なら洗えない衣類として販売しなくてはいけません。クリーニング店は、素材の表記がない場合や、ドライマークがついている衣類に関しては、その指示通りに洗うことになります。そのため、クリーニング店やクリーニング業者に責任はなく、製造元が責任を負わなくてはなりません。

 

装飾品の不具合が発生した

装飾品がたくさんついている衣類の場合は、服自体の問題はなくても、装飾品が一つ落ちてしまったとか、劣化してしまったとか…トラブルになりやすい衣類です。こちらも色落ちや素材の変化と同じように、もしも洗って落ちてしまう可能性がある装飾品を付けているなら、ちゃんと洗えない表記にして販売しなくてはなりません。クリーニング店やクリーニング業者が悪いと思いがちな例もありますが、実は製造元の不具合が原因のトラブルもあります。